ステロイド外用薬を塗ってもアトピーが治らない
ステロイド外用薬の使用をやめて、保湿薬や保護薬に切り替えると、再びアトピー性皮膚炎の症状がでることが多いです。
あまりアトピー症状が再発するようであれば、このままステロイド薬を使い続けてアトピーを完治させるのは難しいかもしれません。
アトピー性皮膚炎は、一度完治したように見えても、再び症状があらわれる慢性の皮膚疾患のようなものです。
ステロイド外用薬は、そのアトピー症状を抑えることはできますが、それはアトピーを治すことではないのです。
ステロイド外用薬は、あくまでアトピーの症状を一時的に抑え和らげることで、赤ちゃんの掻き壊しを防ぎ、アトピー症状の改善に役立てる薬だと考えるといいでしょう。

また最近では、ステロイド外用薬が赤ちゃんへ与える悪影響も取り上げられるようになっています。ステロイド外用薬を使ったことで、アトピーの治りが遅れるという報告もあります。
ですので、アトピー治療は、ステロイド外用薬を極力使わずに行っていくのが望ましいと言えるでしょう。
このステロイドの危険性についての詳しい内容は、トップページでもご紹介していますアトピー性皮膚炎 総合情報サイトの「あとぴナビ


ステロイドについては、正しい知識を持ち、適切に使うことが本当に大切です。
強いステロイド外用薬をすぐお出しになるお医者さんがいらっしゃるのも事実です。その場合は、よく相談し、一度に多く使ったり塗りすぎたりしないように、十分注意して使用してください。
抗アレルギー薬の副作用が心配

アレルギー反応やかゆみを抑える抗アレルギー薬は、その効果が出るまでに数ヶ月間かかります。
ですから、抗アレルギー薬でアトピーの症状を抑える場合、抗アレルギー薬を長い期間服用しても問題はありません。
抗アレルギー薬には眠くなる副作用はありますが、用量を守って服用すれば、その他の副作用の心配はそれほどありません。
もちろん、薬を使い続けることが人体に良い影響を与えることはありません。
ですので抗アレルギー薬を利用する際は、必ず医師に指示された量と回数を守って服用を行ってください。
抗アレルギー薬の赤ちゃんへの飲ませ方は、「新生児 赤ちゃん の アトピー 薬 の使用方法」のページをごらんください。