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アトピー性皮膚炎の薬
アトピー性皮膚炎の治療方法は、薬による対症療法が中心となっています。
アトピー性皮膚炎には、主に塗り薬が使われますが、塗り薬には、ステロイド外用薬、非ステロイド消炎薬、保湿薬などの種類があります。
その他、症状によっては、抗アレルギー薬などの飲み薬を使うこともあります。
詳しくはは、こちらをご覧ください。
アトピー性皮膚炎の薬の使用順序は、とてもひどいアトピーの患部には、ステロイド外用薬を塗り、アトピーの炎症やかゆみを抑え、ひどいアトピーの症状が抑えられてきたら、非ステロイド消炎薬での治療にうつるという順序が一般的です。
その後、症状が改善し落ち着いてきたら、保湿薬などのスキンケア用の外用薬でアトピーの症状がひどくなるのを予防します。
ただし、近年、ステロイドの危険性とアトピー性皮膚炎への悪影響が知られるようになってきていますので、ステロイド外用薬を使用するときには、十分気をつけて適切に利用するようにしましょう。
本サイトでは、アトピーQ&A <ステロイド・抗アレルギー・薬>のページでその点について説明をしていますので、ぜひお読みになってください。
また、薬成分の吸収のしやすさは、赤ちゃんの体の部位によって差があります。
ですから、顔などの吸収しやすい部位には弱めの薬を使い、皮膚の厚い部分には強めの薬を使うなど、アトピーの薬を塗る部位や症状によって薬は使い分けましょう。用量や塗る回数も、症状などの状態を見た上で変えていく必要があります。
ですから、薬を処方してもらう場合は、その使い方などについて、医師にしっかり相談し確認しておくことが必要です。
アトピーの薬も使い方によっては、赤ちゃんの体に害をおよぼすこともあります。アトピーの薬は、慎重に適切に使ってあげましょう。
塗り薬使用上の注意
アトピー性皮膚炎の処方薬は、必ず医師の指示にしたがって使用してください。使用するときには、以下の点に注意します。事前に医師に聞いて起きましょう。
@塗る部位はどこか?
A1度に塗る量はどの程度か?
B1日に塗ってよい薬の量
C塗る回数とその間隔
D薬の塗り方
薬の塗り方は、厚く塗るのか薄く塗るのかという効き目が大きくなる塗り方について知っておくということです。
チューブタイプの軟膏やクリームなら1回に○mmくらい、ローションなら○滴くらい、という感じで具体的に聞いてメモしておくとよいでしょう。
また、薬を使う期間も医師に確認しておく必要があります。勝手に使用をやめたり、使用量を増やしたりしてはいけません。
薬を塗る部位を必ず確認しましょう
アトピー性皮膚炎の塗り薬は、薬の種類によって、塗ってはいけない部位があるので注意が必要です。赤ちゃんの肌は敏感なので、薬も適切に使ってあげましょう。
また、塗る部位によって薬を使い分ける場合もあります。特にステロイド外用薬は症状によって塗る薬の強さが違うので注意しましょう。
医師は赤ちゃんの症状を見ながら、薬を処方しています。必ず塗る部位を確認して、適切に薬を使ってください。
アトピー薬は清潔な皮膚に塗りましょう
アトピー性皮膚炎の薬は、汚れた皮膚に塗っても、効果が十分得られないことがあります。
そのためにも、赤ちゃんがお風呂に入った後など、皮膚が清潔になっているときに薬を塗りましょう。また、薬を塗るママやパパの手もきれいに洗っておくことが大切です。
また、すでにアトピー性皮膚炎の炎症が起きている部位に強く薬を塗り込んではいけません。手の柔らかい部分でやさしくすり込んであげましょう。