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おむつかぶれの特徴
■主な症状 おしりにできるブツブツや水疱
■発症しやすい月齢 新生児期〜
■発症しやすい季節 通年
おむつをあてている部分が炎症を起こして真っ赤にただれてしまうのがおむつかぶれです。
うんちがやわらかく、おしっこの回数が多い低月齢の赤ちゃんがかかりやすく、おむつの中がむれやすい夏に多くかかりやすい皮膚のトラブルです。
赤ちゃんが長時間おむつをしたままの状態に置かれると、おむつの中がむれて皮膚がふやけた状態になります。
このふやけた皮膚がおむつで傷つくと、そこからかぶれが広がります。
さらに、おしっこやうんちでおむつが汚れると、うんちの細菌が尿の中の尿素を分解してアンモニアを発生させ、これが皮膚を刺激して炎症を起こすのです。
また、おしりを拭くときの刺激や、おむつのこすれによる刺激もおむつかぶれの原因になります。
とくに下痢のときは、うんちがおむつの中で広がるのでかぶれやすくなり要注意。
最初はおむつがあたっている部分が赤くなるだけですが、ひどくなると赤いブツブツができて、重傷になると、水疱ができて皮膚がむけジュクジュクしてきます。
おむつかぶれの予防と治療
おむつかぶれを予防するには、おむつかぶれの原因のおしっこやうんちが、肌に触れている時間をなるべく短くすることです。
そのためにも、赤ちゃんのおむつはこまめにチェックし、もしおしっこやうんちをしていたらすぐに取り替えて、常におしりを清潔に保つように心がけましょう。
おむつ替えをする時は、おしりを拭いた後にすぐに新しいおむつをつけないで、おしりに息を吹きかけたり、あおいで風をあてたり、かわいたガーゼで押さえて湿り気を吸い取ってあげるといいでしょう。
また、布のおむつやおむつカバーは、肌への刺激が少ないやわらかい素材で通気性のいいものを選びましょう。
もし赤ちゃんが下痢を起こしているときは、シャワーなどでおしりを洗い流し、おしりを清潔な状態に保ってあげる必要があります。
おむつかぶれが悪化したら
おむつかぶれが悪化した時は、医師の診察を受けましょう。
病院では、炎症を抑えるステロイド薬を含まない「アンダーム軟膏」などが処方されますが、症状がひどいときには、弱いステロイド薬入り軟膏が出されることもあります。
しかし、なかなかおむつかぶれが治らない場合は、カビの一種であるカンジダ菌が原因である可能性も考えられます。この場合はステロイド薬入りの軟膏を使うと悪化するので注意が必要です。
自己判断で市販薬を使ったりせずに、必ず医師の診断を受けましょう。