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あざの特徴
■主な症状 皮膚の一部に色がついたような色が現れる
■発症しやすい月齢 先天・・新生児期〜
■発症しやすい季節 通年
俗にあざと言われるものにも、「サーモンパッチ」、「ウンナ母斑」、「いちご状血管腫」、「蒙古斑」、「先天・色素・母斑」、「カフェオレ斑」、「扁平母斑」などの種類があり、その症状も、悪化していくものと自然に消えていくものがあります
あざは、皮膚をつくっている色素細胞や皮膚の下にある毛細血管の先天的な異常や増殖によって起こる病気です。
赤、青、黒、茶色などの色やその形はさまざまで、い造い造な体のの部位に現れます。
赤いあざは皮膚の中の毛細血管が異常に増殖したり、拡張して起こり、血管腫と呼ばれています。
赤く見えるのは、血管の中の赤血球の色が透けて見えるからです。
青、黒、茶のあざはメラニン色素をつくるメラノサイトという細胞が、皮膚の一部に異常に多く集まってできたものです。
現在のところ、あざの原因は正確には解明されていません。
赤あざの種類
■サーモンパッチ
赤ちゃんによく見られる赤あざで、額の中央、上まぶた、上唇など、体の中心に沿って出ます。
このあざは、平らで境界線がはっきりしていません。
形は帯状や逆三角形をしています。3才くらいまでにはほとんど自然に消えます。
■ウンナ母斑
平らで、うなじや後頭部の中心あたりにできます。
約半数赤ちゃんは3才くらいまでに自然に消えます。
大人になってもあざが残る場合がありますが、治療の必要はありません。
■いちご状血管腫
生後1週間から1ヶ月以内に丘疹や斑点が現れ出て、盛り上がってきます。
いちごを半分に切って皮膚にのせたような形状をしているあざです。
最初の6ヶ月くらいは大きくなりますが、それ以降徐々に小さくなり、7才までには消えるものがほとんどです。
ですからいちご状血管腫は、小さいもので7才くらいまでには自然に消えてなくなれば心配ありません。
しかし、あざの大きさが赤ちゃんのこぶしよりも大きいものや、あざの出ている部位によっては合併症起こすこともあるので治療が必要な場合があります。
できた部位によっては、毎日の消毒とガーゼによる保護が必要になりますので、ふくらんでブツブツした赤いあざがあったら医師に相談しましょう。
また、中には皮膚のたるみやちりめん状のしわが残る場合もあります。
目や口をふさぐほどの大きなもの、出血やただれが起こりやすいおしりや陰部にできたいちご状血管腫は早期に治療の必要がありますので、医師の診察を受けてください。
青あざの種類
■蒙古斑
灰色がかった青いあざ。
おしり、背中、腰にできることが多く、10才くらいまでに消えます。
黒あざの種類
■先天・色素・母斑
先天・色素・母斑は、生まれつきあるこげ茶から黒のあざで、一般的に小さいものはほく造、大きいものは黒あざと呼ばれています。
足の裏やかかとなど、刺激を受けやすい部位のものや、5贈贈以上のものは要注意です。
また、急に数が増えたり、大きくなったり、炎症を起こしているものがある場合は、必ず医師の診断を受け、治療法を相談してください。
茶あざの種類
■カフェオレ斑
カフェオレ斑は、乳幼児期に出るカフェオレ色の平らなあざで、2贈贈以上のものが6個以上見られるときは、遺伝・の難病(レックリングハウゼン病)を発病する可能・があります。
この病気は、脳や神経系、骨や目に影響を及ぼす可能・があります。
ですから、経過をチェックするためにもすぐに専門医の診察を受けましょう。
■扁平母斑
表面が平らで境目がはっきりした茶色のあざ。
大きさや形もさまざまで、体のい造い造な場所に現れます。
成長しても自然には消えませんが悪・ではありません。
あざの治療
あざには、成長とともに自然に消えていくものと、ほうっておくと悪・化するものがありますが、ほとんどのものは悪性の心配はないとされています。
また、成長とともに自然に消えないあざと消えるあざがあります。
消えないあざは単純性血管腫、扁平母斑、ウンナ母斑、太田母斑です。
消えるとされているあざも個人差があるので残る場合もあります。
これらのあざはほうっておいても体には異常はないとしても、美容的に気になる部位や状態のものはレーザー治療が効果的と言われています。
レーザー治療は特殊な光線をあざにあて、細胞や色素を破壊するので、傷跡はほとんど残りません。
一部の悪性のものを除いて、あざは外見上の問題以外の害はありません。
もし治療をする場合は、始める時期などは医師とよく相談して治療をしましょう。
また、あざは、赤ちゃんが痛がらないので経過を見逃しがちになります。
ママは毎日の入浴や着替えで赤ちゃんのあざをチェックして、大きさ、色、形の経過を観察しておくことが大切です。